前回はパーツとモデルについて説明しました。
ここまでの内容でモデルを作ることはできます。しかし、実際のゲームで色のないモデルを使うのは味気ないですよね。今回解説するテクスチャとエフェクトを覚えれば一気にゲームのリアリティが増します。
テクスチャ
テクスチャとは
テクスチャとは物体の表面の質感や模様などを表す言葉です。Robloxではテクスチャという用語はあまり聞かないですが、3DCGなどの分野では基本的な用語ですので覚えてしまいましょう。(テクスチャのことをRobloxではマテリアルと呼ぶみたいです)
Robloxではテクスチャを変えることで見た目が変わるだけでなく、密度・弾力性・摩擦・重量などの物性(物理的な性質)が変わります。
テクスチャの付け方
テクスチャを付けるには『ホーム』タブの編集にある『素材管理』またはモデルタブのパーツにある『素材管理』をクリックします。クリックすると画像のようなウインドウが表示されたかと思います。
アスファルトやレンガなど色々な材質の球体が表示されたと思います。これこそがテクスチャです。
それでは3Dビューポート上に好きなパーツを追加してみてください。パーツを選択した状態で好きなテクスチャにカーソルを当てると右上に下の画像のようなマークが出てきたはずです。
このカーソルマークをクリックすることでパーツにテクスチャをつけることができます。
パーツの色
テクスチャは見た目と物性を変えるだけで色自体はあまり変わりません。パーツの色は『ホーム』タブの編集にある『色』または『モデル』タブのパーツにある『色』をクリックすることで変えることができます。
例えば、レンガテクスチャを付けた状態で赤色を選択すると下のように変わります。
エフェクト
エフェクトとは
エフェクトとは効果のことであり、その名の通り様々な効果をつけることができます。
エフェクトの付け方
エフェクトを付けるにはパーツを選択した状態で『モデル』タブのゲームプレイにある『エフェクト』をクリックします。ただし、パーツを選択しなくても地面に直接つけられるエフェクトもあります。
画像の通り10個のエフェクトが存在します。英語だとイメージがつかみにくいと思うので私なりに日本語訳してみました。
英語 | 日本語 | 得られる効果 |
Explosion | 爆発 | 爆発する* |
Fire | 火(炎) | 火をつける* |
PointLight | 点光 | 一点から球状に光を放射する*(たいまつ・電球・火の玉など) |
Smoke | 煙 | 煙を出す* |
Trail | 軌跡(軌道) | 2つのパーツの間か後ろに軌跡をつける(斬撃やダッシュ時の風を表現できる) |
Beam | 梁 | 2つのパーツを始点と終点としてその間にグラデーションを作成したり、時間と共に透明度を下げたり、形状を変化させる |
Sparkles | 輝き | キラキラした星のようなものを放出する* |
SpotLight | スポットライト | 一点を頂点として円錐状に光を放射する*(街灯・懐中電灯・ヘッドライトなど) |
SurfaceLight | 表面光 | 面から光を放射する*(テレビなどの画面・看板・蛍光パネルなど) |
ParticleEmitter | 粒子放出 | パーティクルを放出する(火・煙・花火など) ※火や煙はパーティクルエミッタから作られている |
*マークをつけているものはパーツにつけるだけで効果が発揮されるエフェクトです。それ以外はやや複雑な設定が必要なので実践編にて解説します。
まとめ
- テクスチャはパーツの材質や物性を変えるもの
- エフェクトはパーツに何かしらの効果を付け加えるもの
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